令和2年度 奈良県病院協会看護専門学校 学校評価
本校は、教育活動全般についての改善及び教育の質の向上を図る目的で、「学校評価」を行っています。本校教職員が自ら行う「自己評価」と本校教職以外の者(学校関係者評価委員会)が自己評価結果を評価する「学校関係者評価」からなっています。
高等学校長経験者1名 看護教育経験者1名 大学関係者1名 学校関係者評価委員会名簿
令和元年11月学校関係者評価委員会の委員の発令
令和2年1月19日第1回学校関係者評価委員会開催
令和2年5月19日第2回開催予定を中止(コロナ感染症拡大のため)
(令和元年度学校関係者評価を書面にて実施)
令和2年6月令和元年度学校関係者評価をHPで公表
令和2年8月25日第3回開催予定を中止(コロナ感染症拡大のため)
(中期計画に係る意見聴取を書面にて実施)
令和3年6月1日令和3年度第1回学校関係者評価委員会開催
令和3年6月令和2年度学校関係者評価をHPで公表
令和2年度自己評価
令和2年度の自己評価は、9分野について、5「良い」4「やや良い」3「普通」2「やや十分」1「不十分」の5段階評価で行いました。結果は以下の通りです。令和2年度 自己評価結果
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令和2年度 学校評価 |
令和2年度自己評価 学校評価の概要と今後の課題
【評価尺度】5:よい 4:ややよい 3:普通 2:やや不十分 1:不十分評価項目 | 評価点 | 概要・今後の課題 |
Ⅰ.教育課程・教育活動 | 3.6 |
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Ⅱ.教職員の育成 | 3.6 |
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Ⅲ.教育環境整備 | 4.1 |
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Ⅳ.看護師を目指す有能な学生の確保 | 3.7 |
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Ⅴ.学生生活への支援 | 3.8 |
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Ⅵ.国家試験対策 | 3.8 |
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Ⅶ.就業対策・卒業生への支援 | 3.8 |
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Ⅷ.地域との連携 | 3.5 |
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Ⅸ.学校経営 | 3.5 |
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令和2年度 学校関係者評価
奈良県病院協会看護専門学校の教職員が行った「令和2年度自己評価」を対象に、学校関係者評価委員会が行った学校関係者評価の結果は以下の通りです。学校関係者評価委員会
設置目的
在学生がより良い教育ができるよう、教育機関として常に学校運営、教育活動の改善に努め、教育の資質の向上と保証を図ることを目的として設置する。委員構成
卒業生 2名 実習施設等の看護管理者 2名 就職先看護部長 2名高等学校長経験者1名 看護教育経験者1名 大学関係者1名 学校関係者評価委員会名簿
設置・開催等
令和元年10月学校関係者評価委員会発足令和元年11月学校関係者評価委員会の委員の発令
令和2年1月19日第1回学校関係者評価委員会開催
令和2年5月19日第2回開催予定を中止(コロナ感染症拡大のため)
(令和元年度学校関係者評価を書面にて実施)
令和2年6月令和元年度学校関係者評価をHPで公表
令和2年8月25日第3回開催予定を中止(コロナ感染症拡大のため)
(中期計画に係る意見聴取を書面にて実施)
令和3年6月1日令和3年度第1回学校関係者評価委員会開催
令和3年6月令和2年度学校関係者評価をHPで公表
評価結果の概要(令和2年度)
- 「令和2年度自己評価」が適切になされているかを4段階で評価した結果、本委員会委員9名の評価点数の総平均は3.6となった。「令和2年度自己評価」は、「適切、ほぼ適切」になされたと評価できる。
- 評価項目別の平均を見ると、評価が高いのは、3.8の「Ⅲ.教育環境整備」、「Ⅳ.看護師を目指す有能な学生の確保」、3.7の「Ⅴ.学生生活への支援」、「Ⅵ.国家試験対策」、一方、評価が低かったのは、3.4の「Ⅰ.教育課程・教育活動」、「Ⅶ.就業対策・卒業生への支援」、「Ⅷ.地域との連携」、「Ⅸ.学校経営」となっているが、全項目3.4~3.7の範囲内にあり、評価項目別には大きな差はない。
- 本委員会の委員の評価理由などを見ると、コロナ禍でも迅速に対応ができた項目、課題はあるがその課題を明らかにし、改善に向けて積極的に取組んでいる項目については概ね高い評価となっている。さらに、課題に対して適切な対応を行い、中期計画・中期計画の達成に向け、引き続き積極的な取組を行うよう、具体的な意見が出されている。
学校関係者評価委員9名の評価と意見
自己評価が適切になされているかを各委員が4段階で評価 4適切 3ほぼ適切 2あまり適切ではない 1不適切 |
評価項目別区分 | 評価点 (平均) |
評価点 (平均) |
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Ⅰ.教育課程・教育活動 | 3.4 | Ⅵ.国家試験対策 | 3.7 |
Ⅱ.教職員の育成 | 3.6 | Ⅶ.就業対策・卒業生への支援 | 3.4 |
Ⅲ.教育環境整備 | 3.8 | Ⅷ.地域との連携 | 3.4 |
Ⅳ.看護師を目指す有能な学生の確保 | 3.8 | Ⅸ.学校経営 | 3.4 |
Ⅴ.学生生活への支援 | 3.7 |
全項目(総平均) | 3.6 |
令和2年度 学校関係者評価結果
<評価項目別区分>評価項目 | 評価点 (平均) |
各委員の主な意見(評価理由等) |
Ⅰ.教育課程・教育活動 | 3.4 |
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Ⅱ.教職員の育成 | 3.6 |
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Ⅲ.教育環境整備 | 3.8 |
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Ⅳ.看護師を目指す有能な学生の確保 | 3.8 |
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Ⅴ.学生生活への支援 | 3.7 |
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Ⅵ.国家試験対策 | 3.7 |
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Ⅶ.就業対策・卒業生への支援 | 3.4 |
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Ⅷ.地域との連携 | 3.4 |
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Ⅸ.学校経営 | 3.4 |
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その他の意見(取組や課題等について)
- 急激な社会変化の中、看護教育を取り巻く環境も一層厳しさを増すことが予想され、加えて、今後の「コロナ感染症」の推移状況によっては、社会の在り方、或いはそれに伴う個々の生き方等までもが大きな変容を迫られることも懸念される。これまでもそうであったように、『看護教育』の理念を確実に具現化する取り組み、『看護教育』の不易と流行を見極めつつ、現状に甘んじることのない(学生のための)教育実践を一層推進するよう期待する。
- コロナ禍において学習環境の工夫が重要になってくると思うが、シミュレーターの導入、ネット環境の整備が出来ていることで安心である。令和2年度はオンライン対策などを整備出来たと思うので、令和3年度はより質の高い学習を目指していっていただきたい。
- 令和2年度は、コロナ禍でオンラインやリモートでの授業をされ、かなり工夫・努力されていることが分かった。また、コロナ禍で臨地実習による看護体験が少なくなり、卒後、臨床現場に出ることに不安に思っている学生がいるのではないか。今後は、卒後のフォローアップも必要と考える。・病院では、学校の教育方針や臨床指導者会での意見は共有している。臨地実習での経験を教材化することによる学びについて、院内での臨地実習者としてラダー評価の基準を考えている。臨床指導者として、臨地実習で活用できるような考える努力、気づきを生み出す能力につなげる指導力を強化したいと考えている。学校側と臨床指導者との連携をさらに深めてほしい。
- 卒後の現場の状況として、相手の話をよく聞き、気持ちに寄り添える、そういった行動をとれる看護師、生活(患者の)環境を整える行動が取れる看護師、基本が身につくにはどうしたらよいのか、確認を徹底できず、インシデントに繋がる事例もあるので、教育に反映してほしい。
- コロナの影響で適正な評価ができないため、評価対象外とすることは妥当であると思う。評価をしないことに対する説明責任があると思うので、その理由を概要に記載するとともに、手法変更や規模縮小により実施しているのであれば、その旨も記載し、努力して事業を実施していることをアピールすることも大切であると思う。
- コロナ禍において、先生方をはじめ事務職員の方々や学校運営に関係されている方々のご努力は計り知れないもの。多方面に対応せざるを得ない状況でも、学生教育の維持・促進を最優先に対応されていることが伝わってきた。