第26期生 卒業記念講演会

ブログ > 2026年3月4日

2月26日(木)に、第26期生卒業記念講演会が執り行われました。

『看護の瞬間』というテーマで、講師に植林みどりさんをお招きしました。

約40年にわたり看護師としてご尽力され、2015年には瑞宝単光章を受章、さらに2022年には日本看護協会長表彰を受けられるなど、看護分野において極めて高いご功績をお持ちの方です。そんな植林さんが、患者の立場になり感じた『看護の瞬間』を、積み重ねられた看護師人生の経験を織り交ぜながらお話くださいました。

学生たちに、大切なことを5つ教えていただきました。

① 自分のかかわりで、今まで何人の方に「助かった」と思ってもらえただろう。初対面の瞬間は大切。快く迎え入れるには、強み・弱みも含めて、まず己を知ること。

② 「患者」と「看護」の言葉から考えられること。心が傷つこうとしている人に対して、手と目を使って看護にあたってほしい。

③ 看護師が患者のもとへ届けるもの。そのすべてにおいて、結果まで考えて届けるべきである。患者がそれをどう受け取るのか、タオル1枚でも気持ちを添えてほしい。

④ 今一度、ベッドサイド看護を考える。多忙さに気持ちを流されないで。限りのある時間をどう使うか、ベッドサイドの看護師の立ち位置を考えながら、患者にとっての「てあて」と「声掛け」を惜しまない。

⑤ 看護師界隈では、何が看護で何が看護でないか、といった話がよく挙がる。患者にとっては、「看護師のおこなうことは、すべて看護である。」

  

まもなく、この学び舎を巣立つ学生たちの思いに寄り添いながら、心に残る数々のお話をしてくださいました。「1日1回、自分の看護を振り返ることを続けることが、看護を成長させる」というお言葉に加え、「継続は力なり」という力強い励ましもいただきました。

本日いただいた言葉が、学生たちの心を励まし、これから看護師として歩む日々の中で、自分らしい看護を保ち続ける支えとなってくれることを、心から願っています。
本当にありがとうございました。