平成30年度 奈良県病院協会看護専門学校 学校評価
本校は、教育活動全般についての改善及び教育の質の向上を図る目的で、「学校評価」を行っています。学校評価は、教員による「学校運営評価」と学生及び教員による「授業評価」からなっています。学校運営評価の活用
学校運営評価は、「看護師等養成所の教育活動に関する自己評価指針」9領域67項目について各3段階評価を行い、学校運営の改善・改革に活かしています。平成30年度 学校運営に関する主な評価結果(レーダー)
平成30年度 学校運営に関する主な評価結果(一部抜粋)
評価項目 | 評価 | 主な評価ポイント |
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教育理念・ 教育目的 |
2.7 | 学校のビジョンは教職員に理解されている。単年度目標は前年度評価を踏まえ検討し、教員の教育活動の指針となっている。 また、卒業時にもつべき資質については学則に明示し、ガイダンスで説明を行い、学生が卒業時の到達度をイメージし学習に取り組めるよう支援している。 今後とも、社会構造の変化、医療情勢の変化を踏まえ教育方法、教育環境を検討していく必要がある。 |
教育目標 | 2.9 | 教育理念・教育目的・教育目標は一貫性をもった内容になっている。教育目標は、学習者として成長を促すものであり、専門職業人として成長するための指針となっている。 今後更に関係者による評価等を取り入れ、教育活動の改善に努めていきたい。 |
教授・学習 ・評価過程 |
2.8 | 看護技術については、学生の看護技術の確実な習得のために、マトリックスの作成・複数の教員で検討を重ね授業を展開している。また、シラバスの提示や評価基準の公表は、学習の動機づけと支援となっている。学生による授業評価、教員の授業評価を行い授業改善につなげている。 更に学生の主体性を育むために教員間の公開授業などを取り入れ、教育力の向上に力を入れていきたい。 |
経営・ 管理過程 |
2.7 | 運営会議・教務会議を定例および臨時で開催し、管理者の考えや意思が職員に伝わり、また、職員の意見が反映されるように取り組んでいる。また、計画的に施設設備を行い、学習環境を整備している。更に関係者による評価等を取り入れ、学習環境の改善に努めていきたい。 |
入学 | 3.0 | 学校訪問・学校見学会・オープンキャンパスを随時行うなど学生の募集活動を積極的に行っている。また、ホームページをリアルタイムに更新することにより、本校の情報発信に努めている。 今後更に入学選抜についての方針も検討し、情報発信を行う。 |
卒業・就業 ・進学 |
2.6 | 県内就職率100%を継続している。就職病院との連携を図り、卒後3ヵ月にホームカミングデイを開催し、卒業生の活動状況の把握に努めている。 就職先との情報交換を行い卒業後の活動状況を把握する。また卒業時の到達状況の分析結果を継続教育に繋げていきたい。 |
地域社会/ 国際交流 |
2.6 | ボランティア活動・校外学習を通じて、学校周辺地域の理解に繋げている。また、奈良県防災総合訓練に学生が参加し、地域の防災への理解を深めている。献血の協力や奈良県共同募金への寄付などをとおして、地域の医療・福祉に協力している。 研修会場として校舎を開放し、地域の医療・看護の向上に協力している。 国際交流についての取り組みは不十分である。奈良県は観光名所も多く外国人観光客も増加していることから、今後は国際的視野を広げるための活動を取り入れるなど、国際交流への取り組みを検討する。 |
研究 | 2.7 | 教員の教育力の向上・専門性の向上のために研修に参加できるよう支援体制を整えている。 教員の研究活動については、積極的に研究に参加する職場風土と体制を整える必要がある。 |