年頭のご挨拶

新年あけましておめでとうございます。

輝かしい新春をお迎えのこととお慶びを申し上げます。

さて、昨年は、新型コロナウイルスやインフルエンザなどが流行する中、野球が大きな注目を集めた年でありました。それぞれのポジションで高い技術とチームワークにより、WBCでは見事に日本チームが世界一に輝きました。

医療においても、多種多様なスタッフが各々の高い専門性と互いに連携・補完しあい、患者の状況に的確に対応する「チーム医療」が実践されています。チーム医療においては、 看護師 が特に 患者と接する機会が他の職種と比べても多く 、 幅広い業務を行うキーパーソンです。

本校においても 「人間の生命、尊厳を尊重し、奈良県の地域医療に 貢献できる看護の実践者を育成する」 基本理念に沿って 、「専門的知識・技術を教授するとともに、豊かな人間性を養い、看護実践者として他者と協働し人びとの健康と暮らしを支える看護専門職の育成」に、 本年も 教職員一同力を合わせて努力してまいります。

結びに、本年が 天に昇る龍のように勢いのある年になります ことを心から祈念 いたしますとともに、本 年も益々のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げ 、 年頭のご挨拶とさせていただきます。

 

令和6(2024)年 元旦

 

奈良県病院協会看護専門学校
学校長  青 山 信 房

卒業生から3年生へ

看護師国家試験まで2か月を切った12月18日(月)。本校卒業生1期生から20期生までの7名が、自分たちの歩んできた道に続く後輩たちへ激励をしに来校してくれました。
自分が経験した国家試験までの勉強の方法や試験直前の体調管理の大切さなど、実際に使用していた問題集や自作のノートを持参し、経験してきたことをもとにアドバイスしてくれました。

        

国家試験に向き合う姿勢、その向こうにある看護師として働いていくイメージができ、来年2月の本番に向け、これからの受験勉強へのやる気がさらに高まったようです。

        

最後になりましたが、卒業生のみなさん、お忙しいところ時間を割き、貴重なお話を聞かせていただき、ありがとうございました。また遊びに来てくださいね。

令和5年度 学校祭

令和5年11月9日(木)文化委員主催で3学年合同の学校祭が執り行われました。
ラジオ体操で柔軟に身体をほぐし、パン食い競争から始まった競技。先輩も後輩も関係なく、つられたパンに必死になりながらゴールを目指していました。

      

その後、借り物・借り人競争や大縄跳び、雑巾リレーなど、競技を重ねるたびに、学年の垣根を越えて、その場の雰囲気を楽しむ様子や、学年同士の心の通い合う瞬間なども垣間見ることが出来て、この学校祭の意義を強く感じることができました。教職員も学生に負けじと、競技に参加させていただきました。

      

みんな大きなケガなく、最期まで楽しむことができました。
前日、遅くまで準備に取り組んでくださった文化委員さん、本当にお疲れ様でした。

第26期生 宿泊実習 (川上村)

過疎地域の人々の暮らしを知るため、本校1年生が川上村へ宿泊実習に行ってきました。

地域に寄り添い、住民の健康を見守るコミュニティナースに同行し、村民とのふれあいの中から生活様式や地域の環境や習わし、風土について学んできました。

        

コミュニティナースは村民との普段の何気ない会話からも体調の変化や生活の困りごとを感じ取り、病気の早期発見や医療機関や行政との橋渡し等を行っていることを学びました。

         

その学びから過疎地域に限らず、患者さんがどのような環境で暮らし、どんな生活を送られているかを視野にいれて、住み慣れた土地でその人らしく幸せに暮らせる支援ができるようになってくれることを期待しています。

            

実習を受け入れてくださり、ご協力いただきました皆様に感謝いたします、ありがとうございました。

第26期生 宿泊実習 (天川村)

「地域・在宅看護論実習Ⅰ」で、本校1年生が過疎地域の人々の暮らしを知るため、コミュニティナースに同行し、天川村へ行ってきました。

小規模多機能型居宅介護施設「もみじの里」の見学にいってきました。利用者さんに応じて、さまざまな形で利用されているということなどをお伺いしました。
洞川温泉シェアオフィス西友にて、地域の方の健康チェックや色々なお話を伺いしました。緊張しながらも住民の方の血圧計測等を行い、体操も一緒に行いました。

       

住民の方々は、買い物は家の前まで生協や行商の方が来られるし、診療所にも巡回バスや介護タクシーチケットを使って行けるので生活に不便は感じていないとおっしゃっていました。
役場や郵便局の職員は村民の方やその家族構成等を把握されており、村内を巡回している無料バスの運転手さんは、村民と観光客の区別がつくということに驚いていました。

ほほえみポート天川では、診療所とデイサービスの見学や体験を行いました。健康チェックや、日頃施設の方がされている仕事をお手伝いして、リトミック(音楽の力によって、体と頭だけでなく、心を動かすことができる音楽療法のこと)に学生も参加し、体操をしたり童謡を一緒に歌ったり利用者さんと交流を図る事ができました。

        

また、天川村の産業・観光を学ぶ目的で、フォレストパワー協議会にお邪魔しました。
そこでは、生活様式や木材のニーズの変化に伴い、国内産木材の価格が低下し採算の取れない森林が増加してきているため、地域内で経済を循環させる目的で、村民から原木を地域振興券で買い取り、薪に加工し店舗や温泉施設等に薪ボイラーの燃料として販売し、地域振興券は登録店舗での商品購入に利用する取り組みをされています。
燃料高騰のため、薪ボイラーにすることで、燃料費削減、CO2の排出削減効果があるということでした。

      

宿泊はミシュランガイドにも掲載された弥仙館さんにお世話になりました。食事はどれもとてもおいしくて、ご飯を何杯もお代わりしていました。

宿泊実習を通じて、地域住民の健康と暮らしを支える取り組みを学ぶことが出来ました。自分が住んでいる町にはどのような取り組みがあり、どのような活動があるかを知りたくなったようでした。
実習を受け入れてくださった住民のみなさま、関係者のみなさま、ご協力いただきありがとうございました。

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