防災の日を翌日に控えた8月31日(土)、令和元年度奈良県防災総合訓練が行われました。
未明からの豪雨により、桜井市三輪小学校区内で大規模な土砂災害が発生し、家屋の流出、交通網の寸断、火災、水道などの設備の被害が相次いで発生したという想定です。
土砂崩れに巻き込まれたバスや倒壊家屋から救出され、医師や看護師などがいち早く負傷者の重症度・緊急度を判断するトリアージポストに運ばれます。
傷病に応じた応急手当等の医療救護が行われ、重傷者等を災害拠点病院に搬送します。
今年も被災者役として参加させていただきました。参加した学生からは「いつ病院に運んでもらえるんだろうと不安を感じた。」「『大丈夫ですか?』などの声でどれだけ気持ちが救われるか体感し、声かけの重要性を学べた。」など、それぞれ貴重な体験をしたようでした。
避難所訓練では、ボランティアで参加された地域住民の方々と避難者体験をしました。
多職種の方々が3か所の避難所を巡回し、アセスメントシートを活用しながら情報収集・情報共有を行っていました。
また、展示場にはプライバシーに配慮した個人スペースやペットと共に生活できるテントの展示などがあり、避難者の安全と安心の場がどのように提供され、被災者の健康が守られるのか学ぶことができました。
日頃、元気だと気づかないことを理解できた貴重な体験だったと思います。
関係者のみなさま、このような機会を与えていただき、ありがとうございました。