年頭のご挨拶

年頭のご挨拶の前に、昨年は元日に「能登半島地震」が発生し、8月8日に宮崎県沖で発生した地震では南海トラフ地震が発生する可能性が平時と比べて高まったとして、同地震の注意を呼びかける「臨時情報(巨大地震注意)」が初めて発表されたことや9月には北陸を中心に記録的大雨となり、河川の氾濫や土砂崩れなどが発生するなど各地で甚大な被害に見舞われました。

これらの自然災害において犠牲になられた方々に深く哀悼の意を表すとともに、被災された多くの皆さま方に対しお見舞いを申し上げます。また、一日も早く復旧・復興がなされますことを、心よりお祈り申し上げます。

 

あらためまして、新年あけましておめでとうございます。

令和7年の年頭にあたり、謹んで年頭のご挨拶を申し上げます。

さて、本校の運営母体である奈良県病院協会は、昭和30年(1955年)に誕生し、今年で創立70周年を迎えます。

国公私立32病院により設立し、「地域医療の向上と県民の健康増進」のため、各種事業に取り組み、今では奈良県内の国公私立74病院が加盟する団体に成長しました。

医療においては、多種多様なスタッフが各々の高い専門性と互いに連携・補完しあい、患者の状況に的確に対応する「チーム医療」が実践されています。

当協会では、チーム医療において特に患者様と接する機会が他の職種と比べても多く、幅広い業務を行う看護師の養成に重点的に取り組んでいます。

本年も、「人間の生命、尊厳を尊重し、奈良県の地域医療に貢献できる看護の実践者を育成する」基本理念に沿って、「専門的知識・技術を教授するとともに、豊かな人間性を養い、看護実践者として他者と協働し人びとの健康とくらしを支える看護専門職の育成」に、教職員一同力を合わせて努力してまいります。

結びに、本年が皆さまにおかれましても良い年になりますことを心から祈念いたしますとともに、本年も益々のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げ、年頭のご挨拶とさせていただきます。

 

令和7(2025)年 元旦

 

奈良県病院協会看護専門学校
      学校長  青 山 信 房
  (一般社団法人奈良県病院協会会長)

令和6年度 学校祭

12月20日(金)学校祭を行いました。
今年は初めてイントロクイズやビンゴゲームが企画されました。
イントロが鳴った瞬間、いち早くマイクをとるため、学年の壁を越えて熱いバトルが繰り広げられました。一番正解が多かったチームには豪華な景品があり、優勝チームはニコニコでした😊

     

ビンゴゲームは一人ひとりにカードが配られ、全員参加型で行われました。豪華な景品がもりだくさんで、みんな早くビンゴになるように司会者から告げられる数字を集中して聴いていました。ビンゴゲームの一等賞は焼肉のギフトカードでした。全員に景品が当たるよう文化委員さんが工夫をして準備してくれていたおかげで、一人ひとり景品を受け取るたびに、拍手が送られ、全員が楽しく参加することができました。

    

学年対抗のバレーボールも行い、応援しているこちらも力が入りました。
普段は見られないとびきりの笑顔をたくさん見ることができ、楽しい学校祭となりました。文化委員さん、準備や全体の進行をしてくれてありがとう♡

また今年も奈良県赤十字血液センターによる、献血を実施しました。
比重不足などで採取出来なかった人もいましたが、献血を出来た人数も目標を超えることができました。今後も医療現場等で輸血を必要とされる方に血液が届くよう、献血事業に協力していきたいと思います。

      

来年も全学年が楽しめる学校祭を行えるよう、伝統をつないでいこうと思う一日でした。

橿原市・橿原市自治委員連合会合同防災訓練に参加しました

11月24日(日)橿原市と橿原市自治委員連合会が合同で行う防災訓練に被災者役として参加してきました。
橿原市に震度7の直下型地震があり、甚大な被害が発生しているという設定で、消防や警察、自衛隊など様々な機関が参加されていました。
市民のみなさんも大勢参加されており、防災に対する関心の高さがうかがわれ、地域の防災力を高めるうえで、大きな役割を果たしていると感じました。

           

          

いつどんな災害が起こるかわからない中、日ごろの準備と心構えが大切だと改めて考える機会となりました。参加させていただき、ありがとうございました。

奈良県防災総合訓練に参加してきました

10月20日(日)、都祁生涯スポーツセンターにて行われた奈良県防災総合訓練に、当校の2年生が参加させていただきました。

      

学生たちは、救出救助や医療救護を受ける被災者・患者役として、それぞれの役柄を演じることに努めていました。その中でも、DMAT隊員や看護師が行う状況把握の的確さや俊敏さに心を動かされたようで、「大変勉強になった」「私たちもこんな状況下でも的確に判断して、対象に優しい声掛けができる看護師になりたい」と感想を述べていました。また、看護師だけでなく、チームとして動く職種の多さにも驚いたようです。多職種連携の必要性については、日々の講義において学んでいることではありますが、「災害看護にも通じること」であると理解した様子でした。

       

いつ救助に来てくれるかわからない不安、この後どうなるのか予測が立たない不安など、ケアを受ける側の心情を体験できたことは、今後の看護を学ぶ上で役立つものであり、非常に貴重な経験をさせていただくことができました。

本当にありがとうございました。

第26期生戴帽式

10月8日(火)第26期生の戴帽式を挙行しました。
戴帽式とは看護学生が看護の象徴であるナースキャップを戴き、看護の道へ進む者として、人々の生命を託される責任の重さを再認識するための神聖なセレモニーです。
一人ひとりが灯を受け継ぎ、自分たちで考えた『誓いの言葉』を唱和しました。幻想的な光の中で誓いを立て、身の引き締まる思いだったことでしょう。

         

今日の戴帽式で誓った思いをずっと大切にし、理想の看護師像に近づけるよう歩んでいって欲しいと思います。

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