「地域・在宅看護論実習Ⅰ」で、本校1年生が過疎地域の人々の暮らしを知るため、コミュニティナースに同行し、天川村へ行ってきました。
小規模多機能型居宅介護施設「もみじの里」の見学にいってきました。利用者さんに応じて、さまざまな形で利用されているということなどをお伺いしました。
洞川温泉シェアオフィス西友にて、地域の方の健康チェックや色々なお話を伺いしました。緊張しながらも住民の方の血圧計測等を行い、体操も一緒に行いました。
住民の方々は、買い物は家の前まで生協や行商の方が来られるし、診療所にも巡回バスや介護タクシーチケットを使って行けるので生活に不便は感じていないとおっしゃっていました。
役場や郵便局の職員は村民の方やその家族構成等を把握されており、村内を巡回している無料バスの運転手さんは、村民と観光客の区別がつくということに驚いていました。
ほほえみポート天川では、診療所とデイサービスの見学や体験を行いました。健康チェックや、日頃施設の方がされている仕事をお手伝いして、リトミック(音楽の力によって、体と頭だけでなく、心を動かすことができる音楽療法のこと)に学生も参加し、体操をしたり童謡を一緒に歌ったり利用者さんと交流を図る事ができました。
また、天川村の産業・観光を学ぶ目的で、フォレストパワー協議会にお邪魔しました。
そこでは、生活様式や木材のニーズの変化に伴い、国内産木材の価格が低下し採算の取れない森林が増加してきているため、地域内で経済を循環させる目的で、村民から原木を地域振興券で買い取り、薪に加工し店舗や温泉施設等に薪ボイラーの燃料として販売し、地域振興券は登録店舗での商品購入に利用する取り組みをされています。
燃料高騰のため、薪ボイラーにすることで、燃料費削減、CO2の排出削減効果があるということでした。
宿泊はミシュランガイドにも掲載された弥仙館さんにお世話になりました。食事はどれもとてもおいしくて、ご飯を何杯もお代わりしていました。
宿泊実習を通じて、地域住民の健康と暮らしを支える取り組みを学ぶことが出来ました。自分が住んでいる町にはどのような取り組みがあり、どのような活動があるかを知りたくなったようでした。
実習を受け入れてくださった住民のみなさま、関係者のみなさま、ご協力いただきありがとうございました。