救急救命講習

2月16日(木)17日(金)奈良県広域消防組合のご協力のもと、3年生が普通救命講習Ⅰを受講しました。

     

救急救命士に指導いただき、救助者の発見から、胸骨圧迫、AEDの使用方法、気道異物の除去の方法を学びました。
胸骨圧迫は1分間に100~120のテンポ、5センチの深さ、30回を1セットとして絶え間なく行うことが大切であり、救急車が到着するまでの間、救助活動が出来ているときと、そうでなかったときでは後遺症が残る可能性も全然違うそうです。

実際に現場で体験された事例なども聞かせていただき、3時間という短い時間ではありましたが、万が一のために真剣に学び、備えることが大切であると実感しました。
お忙しい中、ご協力いただきました関係者の皆様、ありがとうございました。

あと1週間。

看護師国家試験まで約1週間と差し迫った2月3日(金)。今日は受験票が手渡され、当日の注意事項等の説明がありました。
学校長からは激励のチョコレートが届きました。そしてコロナ禍で恒例になった”黙“シュプレヒコール!!全員が試験当日にしっかり力を出し切れるように拳を掲げました。

       

        

ここまできたら、何より体調管理。
ウイルスになんて負けず、努力した成果を存分に発揮してきてくださいね♪

年頭のご挨拶

新年あけましておめでとうございます。

平素は、本校の運営にご支援、ご協力いただき、深く感謝申し上げます。

奈良県病院協会看護専門学校は、3年課程の看護専門学校として平成10年4月に開校して以来、今年で26年目を迎えることとなりました。奈良県内の地域医療を担う看護師の養成を目指し、これまでに22期831名の卒業生を輩出し、県内の医療機関で地域医療の担い手として活躍して頂いております。これもひとえに、関係者の皆様方のご協力とご尽力の賜物と深く感謝をしております。

現在、医療を取り巻く状況は、新型コロナウイルス感染症への対応や、少子・超高齢社会の進展に伴う病院の機能分化の促進、在宅治療に向けての地域連携など重要な課題が多くなっております。この様な課題に応えるためには高度な専門的知識・技術及び豊かな感性と人間性を備え、地域の保健・医療・福祉の向上に寄与することが求められています。本校といたしましても、基本理念である、「人間の生命、尊厳を尊重し、奈良県の地域医療に貢献できる看護の実践者を育成する」ことに重きを置き、「専門的知識・技術を教授するとともに、豊かな人間性を養い、看護実践者として他者と協働し人びとの健康と暮らしを支える看護専門職の育成」に、教職員一同力を合わせて努力してまいりたいと考えております。

最後になりましたが、新型コロナウイルス感染症が一日も早く完全終息し、本年が皆さま方におかれましても飛躍できる良き年となりますことを心から祈念し、年頭のご挨拶とさせていただきます。

 

令和5(2023)年 元旦

 

奈良県病院協会看護専門学校
学校長  青 山 信 房

DMAT訓練に参加しました

11月19日(土)令和4年度近畿地方DMAT訓練に本校3年生が参加しました。
DMATとは「災害急性期に活動できる機動性を持ったトレーニングを受けた医療チーム」と定義されており、災害派遣医療チーム Disaster Medical Assistance Team の頭文字をとって「DMAT」と呼ばれており、医師、看護師、業務調整員で構成されています。

この訓練は近畿2府4県で災害時の医療体制整備の一環として実施されるもので、今年度は奈良盆地東緑断層帯を震源地としたマグニチュード8.0、最大震度7の地震が発生したという想定のもと、災害対策本部が立ち上がり、災害拠点病院やSCU(広域搬送拠点臨時医療施設)等、県内各地で同時に訓練が行われました。

本校は橿原運動公園でSCU運営訓練に被災者役として参加しました。

         

         

訓練ではドクターヘリや防災ヘリも離着陸し、緊張感のある訓練となりました。最初は緊張した面持ちでしたが、与えられた症例の役になりきり取り組みました。

参加した学生からは、「搬送されずベッドで待機している時、不安な気持ちになったが、看護師さんが声をかけ、傍にいてくださって心強かった」「些細な声掛けや配慮が患者さんにとって大切だと学んだ」などの感想を聞くことができました。

このような貴重な体験をさせていただき、感謝します。ありがとうございました。

 

宿泊実習に行ってきました。

令和4年4月から始まった新カリキュラムの科目「地域・在宅看護論実習Ⅰ」の一環として、本校1年生が過疎地域の人々の暮らしを知るため、川上村・天川村へ宿泊実習に行ってきました。
村に住み、地域住民の健康と暮らしを支えるコミュニティナースに同行し、地域の環境や人々とのふれあいの中から、過疎地域の暮らしについて学んできました。

      

コミュニティナースが移動販売や地域住民が定期的に集まる機会に出向き、地域の人々とふれあう機会を大切にしていることを身を持って体験し、人の温かさに触れることができるコミュニティは地域住民にとって最も大切なライフラインだということを学びました。

     

この実習の経験が、看護師として就職してからも、入院されている患者さんの退院後の地域での暮らしや生活をイメージし、退院支援できるようになっていただけるのではと期待しています。

コロナ禍という厳しい状況の中、実習を受け入れてくださった川上村・天川村の関係者のみなさま、ご協力いただきありがとうございました。

 

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