卒業前、2回にわけて3年生から1年生に技術指導が行われました。
もちろん3年生の技術が先生のように教えられるところまで達しているかというと、そうではありません。しかし、指導する側の気持ちや準備の大変さを学ぶことのできる大切な時間だと思っています。
4月から病院で新人として働く上で、指導していただくことになります。指導する側の気持ちを少しでも知ることで、感謝の気持ちをもって働けるようになってくれたらなと思います。
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本年度の卒業記念講演の講師は中村伸一先生です。
福井県おおい町名田庄地区の診療所で地域医療を支え、患者さんの日常に寄り添っておられます。NHK「プロフェッショナル仕事の流儀」に取り上げられたりNHK BSプレミアム「ドロクター」のモデルとなった有名な先生なんですよ(*^_^*)
軽快な口調と巧みな話術で、すぐに話に引き込まれていきました。
お話の中で印象的だったのは、誤診をしてしまった患者の親戚の方に「一生懸命やってもうまくいかないことは誰にでもある。お互い様」と言われた話でした。地域医療は医師が地域を支えているのでなく、医師が地域に育てられ支えられているということをおっしゃっていました。地域医療に限ったことではなく、私たちが日常暮らしている事にも当てはまるなと感じました。
講演後、懇談会を行いました。ドラマ撮影の裏話や地域医療について和やかにお話くださいました。
とてもお忙しい中、お時間をつくっていただき、講演にきていただきましたこと、感謝いたします。ありがとうございました。
バレンタインデーの2月14日(土)、近畿地方DMATブロック訓練がありました。
DMATとは医師、看護師、業務調整員で構成され、大規模災害や傷病者が多数発生した事故などの現場に、急性期に活動できる機動性を持った専門的な訓練を受けた医療チームのことです。
奈良県内に大規模地震災害が発生したと想定し、近畿府県の各DMATが関係機関との連携・協力して、迅速な対応を行うための訓練です。奈良県内の数箇所で同時に行われました。
本校は、災害拠点病院に搬送される患者役として参加してきました。
事前のオリエンテーションで1次トリアージ、2次トリアージの演習、演技指導、ムラージュ(特殊メイク)講習を受け、訓練に臨みました。
病院での訓練とあって緊張した様子でしたが、みんな真剣に自分が与えられた役になりきって取り組みました。
机上での学習では得ることができない多くの学びがありました。こんな貴重な体験をさせていただきました関係各位の皆さまに感謝いたします。