第26期生 宿泊実習 (天川村)

「地域・在宅看護論実習Ⅰ」で、本校1年生が過疎地域の人々の暮らしを知るため、コミュニティナースに同行し、天川村へ行ってきました。

小規模多機能型居宅介護施設「もみじの里」の見学にいってきました。利用者さんに応じて、さまざまな形で利用されているということなどをお伺いしました。
洞川温泉シェアオフィス西友にて、地域の方の健康チェックや色々なお話を伺いしました。緊張しながらも住民の方の血圧計測等を行い、体操も一緒に行いました。

       

住民の方々は、買い物は家の前まで生協や行商の方が来られるし、診療所にも巡回バスや介護タクシーチケットを使って行けるので生活に不便は感じていないとおっしゃっていました。
役場や郵便局の職員は村民の方やその家族構成等を把握されており、村内を巡回している無料バスの運転手さんは、村民と観光客の区別がつくということに驚いていました。

ほほえみポート天川では、診療所とデイサービスの見学や体験を行いました。健康チェックや、日頃施設の方がされている仕事をお手伝いして、リトミック(音楽の力によって、体と頭だけでなく、心を動かすことができる音楽療法のこと)に学生も参加し、体操をしたり童謡を一緒に歌ったり利用者さんと交流を図る事ができました。

        

また、天川村の産業・観光を学ぶ目的で、フォレストパワー協議会にお邪魔しました。
そこでは、生活様式や木材のニーズの変化に伴い、国内産木材の価格が低下し採算の取れない森林が増加してきているため、地域内で経済を循環させる目的で、村民から原木を地域振興券で買い取り、薪に加工し店舗や温泉施設等に薪ボイラーの燃料として販売し、地域振興券は登録店舗での商品購入に利用する取り組みをされています。
燃料高騰のため、薪ボイラーにすることで、燃料費削減、CO2の排出削減効果があるということでした。

      

宿泊はミシュランガイドにも掲載された弥仙館さんにお世話になりました。食事はどれもとてもおいしくて、ご飯を何杯もお代わりしていました。

宿泊実習を通じて、地域住民の健康と暮らしを支える取り組みを学ぶことが出来ました。自分が住んでいる町にはどのような取り組みがあり、どのような活動があるかを知りたくなったようでした。
実習を受け入れてくださった住民のみなさま、関係者のみなさま、ご協力いただきありがとうございました。

奈良県防災総合訓練に参加しました。

10月22日(日)吉野運動公園にて令和5年度奈良県防災総合訓練が実施され、今年も被災者役として参加してきました。
大型台風接近に伴う豪雨により河川の決壊や土砂災害が発生し、ライフラインの被害がでている想定で行われました。
訓練に先駆け、11日(水)に事前説明会があり、訓練の概要やトリアージ(疾病の緊急度に応じ、搬送や治療の優先順位を決めること)の演習・演技指導が行われました。

       

訓練当日、土砂により埋没した家屋や車両からの救出訓練や孤立集落からの救出訓練が行われました。学生が各被災場所から救出されて、トリアージポストまで搬送されたのち、トリアージを受け、救護所や災害拠点病院に搬送、処置を受けました。

        

        

スピード感あふれる救護活動を目の当たりにし、防災関係機関の連携や声掛けの大切さを身をもって体験することができました。今後、医療従事者となった時、今日の体験が活かされることを期待しています。

最後になりましたが、このような機会をいただきました関係各位のみなさまに感謝申し上げます。ありがとうございました。

第25期生 戴帽式

10月17日(火)秋晴れの中、第25期生44名の戴帽式を挙行いたしました。
戴帽式とはかけがえのない命に携わるという責任や看護師という職業に対する情熱を再認識する神聖なセレモニーです。そして、専門的な知識とそれにふさわしい態度を身につけることを決意する場でもあります。

         

一人ひとりがナイチンゲール像から看護の灯を受け継ぎ、幻想的な光の中、自分たちで考えた『誓いの言葉』で誓いを立てました。

         

これから本格的に臨地実習が始まります。仲間と共に助け合いながら、不安を抱いている患者の立場にたって、寄り添う心を養っていってほしいと思います。

最後になりましたが、多くのご来賓、保護者の方々に足を運んでいただきました。またたくさんのご祝電を頂戴いたしました。重ねてお礼申し上げます。ありがとうございました。

「私の看護観」発表

令和5年9月20日(水)第24期生の「私の看護観」の発表会がありました。
領域別実習において、受け持ちをさせていただいた患者様への看護における関わりを、様々な看護理論家が説く看護モデルを用いながら、「今の私が大切にしたい看護観」をプレゼンテーションしました。これまで、実習で出会った患者様とのふれあいの中で、思い悩んだことや嬉しかったことなどたくさんある中で、「自分が目指したい看護師像」が少しずつ、彩りを増しながら掴めつつあるのだな、と感じることができる発表でした。
聴講していた在学生も、これからの実習に向けての意識が、日を追うごとに増しているためか、質疑応答にも積極的に挙手して質問するなど、関心を持って聴講していました。

 

         

卒業後に、看護師として働く中で得た看護の経験によって、看護観は変化を遂げるものですが、今日発表した「今の私が大切にしたい看護観」が、その礎となってくれることを期待しています。
すべての実習終了まで、残りわずか。最後まで、みんなで駆け抜けましょう。

令和5年度ホームカミングデー★

8月1日(火)ホームカミングデーを開催しました。
看護師として働き始めて約4カ月。母校でクラスメイトや教職員と交流し、近況報告や情報交換をしてリフレッシュを図り、また元気に頑張ろうという意欲を引き出せるようにという目的で行っています。
仕事にやりがいを見つけ喜びを感じる一方、新人ならではの不安や葛藤などに直面しているように見受けられました。
お互い情報交換をし、悩んでいるのは自分だけではないと感じたようでした。

      

      

また今年は新型コロナウイルス感染症の影響で開催できていなかった学年のホームカミングデーも同時開催しました。参加人数は限られていましたが懐かしい面々と再会し、話に花が咲いていました。
3年目となり仕事に慣れ、少しずつ経験を積んで、責任も増してくる時期でもあります。仕事量や役割の増加など1年目とは違う悩みを持っているようでした。

何かに困ったり、話を聞いてもらいたい時は遠慮なく学校に顔をだしてくださいね。これからも卒業生を応援しています!
最後になりましたが、卒業生を快く送り出してくださった、病院関係者の皆様に感謝いたします。ありがとうございました。

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